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(小学生にプログラミング必修)政策に絶対反対! だったが分からなくなってきた

安倍首相の表明した、小学生にプログラミング教育を必修とする方針には絶対反対だった。

www.asahi.com

しかし、全世界的に活動している「Hour of Code」という活動を知って分からなくなってきた。

「Hour of Code」について

本日2016年5月5日(子供の日)小学生向けのプログラミングイベントが開催されたらしい。

ict-enews.net

「Hour Of Code」という子供向けコンピューターサイエンス教育の為のオンラインソフト及び普及活動がある様だ。
公式ページより引用する。

Hour of Codeとは何ですか?

Hour of Codeはアメリカで2013年から始まった、子どもたちにコンピュータサイエンス教育を普及させようという運動です。コンピュータサイエンスの基礎を学べる1時間のチュートリアルが準備されており、この教材を使って誰もがイベントやワークショップで子供達に教えたり、子供達が自習したりできるようになっています.

公式ページよりチュートリアルを読み、オンライン上でソフトを試してみた。
なるほど、これなら小学生が自分から進んで学習を進めていくかもしれない。

小学生の授業に必修とする事に僕が反対する最大の理由、無理に押し付けても苦痛を感じるだけで身につかないという事はかなり少なくなるかもしれない。

それに、多く指摘されている問題「誰が教えるのか」も解決できる。
これなら専門の教師はいらない。
ソフトの扱い方さえ子供に教えれば後は自分で勝手に進められる可能性が高い。
ハードウエアもPCかタブレットで良く、ペアプログラミングの手法に従えば、2人に1台で良い。

しかし、これで誰もがコンピューターサイエンスの基礎を習得できるかと言えば、そんな事は幻想だ。

僕には小学5年生の娘がいるので、これを試させてみた。
娘の学力は平均的だ言って良いと思う。塾での成績は大雑把に言って、国語は平均より上、算数は平均以下だ。
その娘がこのソフトを進めているのを見ると、ある課題を進める方法が、算数の問題を解く時の方法と同じだ。

論理的に考えていない。

感覚的にこれではないかというものをとりあえずやってみて、違えば別のものを次々に試してみる。
答えが合えば満足する。
何度でも試してみる事ができるこのソフトでは「正解」にたどり着く事はできるが、考えていないので、
なぜその方法が正解か説明できない。

楽しいか?と聞いてみると、「普通」という答えだったので、少なくとも苦痛ではないらしい。
小学生全員に必修としても、ゲームみたいなこのソフトの実習を嫌がる子供はあまりいないだろう。
これを使うなら「必修」も可能だろう。
しかし、これで誰もがプログラミングの基礎的な能力が身につくかと言えばそんな事はあり得ない。
プログラミングの基礎が身につくかどうかは論理的な考え方ができる子供かどうかによる、としか言えない。

小学生に必修とする事の是非

必修とする事によって、可能性のある子供に学ぶ機会が得られるという意図は理解出来る。
コンピューターサイエンスに強い子供と、その子供が成長して最先端の技術力を持つエンジニアになるという事が日本に少ないというのは事実であろう。
はっきり言って子供へのコンピューター技術の教育は多くの外国に遅れを取っていると言って良い。

しかし、進んでいる国々がいずれも、子供全員にコンピューターを教えている訳ではないだろう。
「全ての子供が同じ教育を受けなければならない」というコンセンサスはないはずだ。

過去、日本では義務教育が非常にうまく機能した。
高度経済成長を実現した原因の一つに、若年層の均一な学力の高さがあった事に間違いはない。
しかし、今、全ての子供が同じ様に、あれもこれもソコソコ出来る必要はない。
いや、むしろ一部の天才を多く発掘する事の方が重要ではないか。

おかしな話だが、日本では子供の学力に差がつく事を悪く言う親が多い。
必修の授業ならば成績を付ける必要がある、そうなれば授業は出来の悪い子供に合わせざるを得なくなる。
国策として、将来競争力のある人材を育成する土台とするなら、選択制として、向いてない子供の親があたかも「自分で選択しなかった」とメンツが立つような工夫をして、一部の出来る子供にだけ授業を行うべきである。

では、


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